次世代環境リーダー育成プロジェクト

次世代環境リーダー育成プロジェクトとは?

若い世代の力を活かして気候変動問題に取り組み、未来の地球を想像しながら自分達がどう判断しどう行動するのか考え、脱炭素社会の実現に寄与できる次世代環境リーダーの育成を目指す取組です。

>First stage:スタートアップ~気候変動を知る~
>Second stage:気候変動を確かめる
>Last stage:発信!未来へのアプローチ

令和7年度次世代環境リーダー育成プロジェクト実施結果

気候変動は目の前の変化がわかりにくく、自分事として捉えにくいため、「First stage:気候変動を知る」「Second stage:気候変動を確かめる」「Last stage:発信!未来へのアプローチ」という3つのステージを進むことで、学びを成果へと進化させました。

First stage:スタートアップ~気候変動を知る~

日時
令和7年7月27日(日)
場所
ルルサス防府多目的ホール
参加者
高校生等15人
概要
いち早く温暖化の影響を感じている県内の企業や事業所、専門家の方から、今、起きている気候変動への対策・取組等について学び、参加者との交流や意見交換を通して、各自が取り組みたい課題(テーマ)を考えました。
詳細

Second stage:気候変動を確かめる

期間
令和7年8月~12月
場所
県内各地
概要
取り組みたい課題(テーマ)について、ファーストステージの講師や更に多くの専門家の方たちの協力を得ながら、課題解決に向けて、フィールドワーク等でアイデアを検討・実践しました。
詳細

Last stage:発信!未来へのアプローチ

日時
令和8年1月12日(月祝)
場所
ユニクロ本社
参加者
高校生等6グループ
概要
フィールドワーク等で検討・実践した結果の集大成として、その成果を報告し、プロジェクトを振り返るとともに、大賞、優秀賞、ぶちエコやまぐち賞を決定しました。

【大賞①】

名前・学校名
田村衣織(萩光塩学院高等学校2年)
テーマ
合成樹脂を減らした墨を用いた綿製品の再利用と書道部での活用
連携
(株)ファーストリテイリング
メッセージ
書道部に所属し、書道パフォーマンスを通して書道の魅力を各地に広める活動をしています!
(株)ファーストリテイリングさんから、家庭で衣服を洗濯する際に多くのマイクロプラスチックが流れていることを知り、自分達も部活動で知らないうちにプラスチックを含んだ墨をつかって書道を行い、しかも大量に紙、墨、水を消費していていることが環境負荷を与えているのではないかと考えました。
そこで墨から合成樹脂を取り除き、その墨をつかって不要な衣類に墨染をし、書道用の下書きや試し書きの用具としてリサイクルするという、部活動と環境問題を結び付けた取り組みに挑戦しました。プロジェクトを通して、身近にある資源の使い方を見直すことの重要性を感じています。

【大賞②】

名前・学校名
関晴臣、鈴木匠、田中大翔、新谷晃平(慶進高等学校2年)
テーマ
CORAL from COAST ~周防大島から2050年の海へ~
連携
なぎさ水族館
メッセージ
軽音楽部の同級生4人で参加しました!
周防大島町にあるなぎさ水族館を見学し、海は人が守り続けないと簡単に汚れてしまうものだと強く感じました。知識として学ぶだけでなく、身体を動かしてその現実を知ろうと水族館の近くの海岸で清掃活動を行ったところ、たった30分でペットボトル27本、牡蠣パイプ700個、プラスチックゴミ80個と予想以上のゴミが集まったのです。次に海の中に沈んでいるゴミにも目を向けようと、海底ゴミを回収している漁師さんから話を聞き、一緒に港でゴミの仕分け作業をしました。海岸のゴミは見えなからこそ長く残り、海の環境に影響をし続けるという恐ろしい現実を目にし、日常の買い方、使い方、捨て方といった行動を見なおすしかけを考えたいと思いました。目を付けたのは「お土産」です。漂流ペットボトルでフィギュアを作り、なぎさ水族館に来た人に持ち帰ってもらうのです。海岸や海底で拾ったゴミが、自分達のメッセージを載せたフィギュアに生まれ変わり、手にした人の行動変容や価値判断につながることを願っています。

【優秀賞】

名前・学校名
久保真凛、牧田幸枝(山口大学)
テーマ
雨水で蓄電!?~豪雨時の雨水(捨て水)を活用してみる~
連携
下関地方気象台、山口大学教育学部重松研究室
メッセージ
工学部で、日赤の学生奉仕団に参加しています。
豪雨時には山口市で1時間に100ミリを超える雨が観測されています。豪雨時は停電が発生しやすく、太陽光発電も使えず不安な状況が続く中、屋根の雨どいから流れ落ちる大量の雨水の高低差を利用して発電ができないか?と考えました。安価で誰でも作れるコンパクトな設計を追求し、活用の幅を広げるためにアタッチメントケーブルを付け替えることによって、太陽光、水道水の水圧、手回しの発電も可能にしました。名付けて「アメデン君」。親しみやすい名前で子供達の興味をひき、防災教育にも役立てればと考えます。しくみは簡単で、雨どいに流れる雨水をペットボトルに集め歯車を回します。ペットボトルの傾き具合や蓋の穴の大きさなど、何度も実験を重ねて完成したアメデン君をぜひご覧ください!今回かかった費用は約2000円で、中高生が自分でも作ってみたいと思えるように低コスト化をはかりました。将来的にはバッテリーをエネループのように着脱可能にして、より幅広い電子機器への給電を可能にするなどまだまだ改良の余地があります。教育学部の重松先生から学部を超えたつながりで、工具の使い方や指導を受け、より環境教育に興味をもつことができました。

【ぶちエコやまぐち賞①】

名前・学校名
原 心(萩光塩学院高等学校2年)
テーマ
衣服の工夫から脱貧困へ~絶対的貧困&相対的貧困をエコを通して減らそう~
連携
(株)ファーストリテイリング
メッセージ
メルセダリアン・インターアクトクラブに所属し、地域のボランティア活動や国際交流活動をしています!
(株)ファーストリテイリングさんが、服をビジネスとする強みを活かして難民キャンプなどに衣服をとどける取り組みをしていることにとても興味を覚えました。そこで、まずは日本の相対的貧困の方に服を通してできる支援として、ヨーロッパで人気の「ダーニングショップ」をつくることで、かわいらしく修理した衣服を寄付したり、ユニクロの取組に活用してもらえればと考えました。縫物という暮らしに根付いた支援で多くの人が気軽に取り組みやすいと思います。私達もアイデア次第で、大きな企業の社会貢献の一部に関わることができるとわかり、その取り組みを地域や学校を巻き込みながら広めていくチャンスだと感じています。

【ぶちエコやまぐち賞②】

名前・学校名
二見優音(山口県立徳山高等学校1年)
テーマ
竹の葉・たけのこの皮を用いた紙の追求
連携
(株)トクヤマ
メッセージ
科学部に所属して、竹を使って和紙をつくる研究をはじめています!
山口県の竹林面積は全国第4位!昔は有効活用されていましたが、今はやっかいもので、私の家の周りにも放置竹林があります。身近な問題である竹害を解決したいと、竹から紙をつくることにしました。鍋で葉や皮を長い時間をかけて煮て繊維を取り出し、更に細かくして紙をすく作業はとても根気がいります。環境にやさしく、高い耐久性を追求するため、化学物質(塩基)を使わず、トロロアオイやきのこなどの自然物を使って何度も試しているところです。(株)トクヤマさんは材料のアドバイスをいただいたり、レノファの試合会場で小学生や保護者の方に竹害のことを話す機会も作ってくださいました。これからも、環境にも私達の生活にも良いものを作っていきたいです。

【ぶちエコやまぐち賞③】

名前・学校名
保田健太、日髙聖一朗、嶋田明里、濵﨑千夏(山口大学)
テーマ
身近な自然名探偵☆ビンゴチャレンジ
連携
防府市青少年科学館ソラール
メッセージ
日頃は日赤の学生奉仕団で活動しています。
ソラールの原田さんと一緒に山口大学の中で自然観察をしてみたところ、毎日通って目にしているにも関わらず、想像以上に面白い発見がありました。冬にも植物はいろいろなメッセージを送っています。寒い季節の身近な自然に目を向ける面白さや興味深さ知ってもらうイベントを、今度は子ども達に向けて自分達で企画してみることにしました。楽しみながら学ぶためにビンゴゲームの要素を取り入れた観察会で、プラスチック容器にビンゴのマスを作り、そのマスの中にあるお題に当てはまる植物を探してビンゴを完成させます。お題は「沈黙の目撃者・・・」「枝に付着したナゾの点・・・」など、探偵要素を取り入れました。ビンゴを完成した後も、ひとつひとつ解説をしながらみんなで触ったりじっくりと観察をする体験型重視の企画です。子ども達に伝える難しさを実感しつつ、現在イベントに向けて準備中です!自分達がいつも目にする身近な自然をもっと好きになってもらうことが、一番の環境問題へのアプローチになるのだと考えます。